俳句検索

「俳句カレンダー」「全国俳句大会」「俳句大賞」入選作品（2010年以降）等所収。順次拡充予定。
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俳句 作者季語季節出典
雪解水跳べば鈴の音ランドセル 稲畑介廣雪解冬第52回関西俳句大会
大正の手足健やか冬耕す 岡田游子冬耕冬第52回関西俳句大会
縄文の遺跡の丘の初音かな 池田宏治初音新年第52回関西俳句大会
鉄梯子登りて行けり穴施行 松村幸代穴施行冬第52回関西俳句大会
白山に会へず二重の虹にあふ 近藤昶子虹夏第52回関西俳句大会
花野ゆくそこに帰るがごとくゆく 池田緑人花野春第52回関西俳句大会
人はみな一度は見上げ花の下 中畑耕一花春第52回関西俳句大会
行く先は誰にも告けず春日傘 野口喜久子春日傘春第52回関西俳句大会
灰残る石鼎庵の火鉢かな 角野京子火鉢冬第52回関西俳句大会
帯低く結びて句座へ久女の忌 森山久代久女の忌冬第52回関西俳句大会
消ゆるためつぎつぎと生れしやぼん玉 斎藤ふき子石鹸玉春第52回関西俳句大会
夜店の灯には体温のやうなもの 山田東海子夜店夏第52回関西俳句大会
開かずの間ひらけば別の冷ありぬ 金津やよい冷ゆ秋第52回関西俳句大会
囲碁打ちに父が大根下げてゆく 秋山観水大根冬第52回関西俳句大会
竜宮を見たる眼を海女洗ふ 浅井陽子海女春第52回関西俳句大会
近松忌一寺を残す廓町 江戸としえ近松忌冬第52回関西俳句大会
看取るとは石負ふに似て十二月 廣波青十二月冬第52回関西俳句大会
ライオンの形に解けて雪達磨 徳留邦子雪達磨冬第52回関西俳句大会
待針を花のかたちに針供養 金指まさる針供養春第52回関西俳句大会
宵涼し幼に星の物語 八嶋昭男涼し夏第52回関西俳句大会
初凪やナホトカへ発つ貨物船 酒井多加子初凪新年第52回関西俳句大会
伝線のストッキングや鎌鼬 古野由美子鎌鼬冬第52回関西俳句大会
寒凪や浦一望の避難場所 吉田鉄子寒凪冬第52回関西俳句大会
亀石の重たきまぶた春の風 濱坂みち子春の風春第52回関西俳句大会
アトリエに冬日たつぷりそして裸婦 能勢ゆり冬日冬第52回関西俳句大会
初鏡逝く日もきつと微笑んで 田中千莞子初鏡新年第52回関西俳句大会
松過ぎてもとの鴉に戻りをり 稲垣いつを松過ぎ新年第52回関西俳句大会
柚子風呂にギブスの取れし足伸ばす 前㟢とし江柚子風呂冬第52回関西俳句大会
吊皮に縋る手あまた原爆忌 高野卓也原爆忌秋第52回関西俳句大会
子ら下ろし喧嘩だんじり走り出す 原田慶子だんじり夏第52回関西俳句大会

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