俳句検索

「俳句カレンダー」「全国俳句大会」「俳句大賞」入選作品（2010年以降）等所収。順次拡充予定。
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俳句 作者季語季節出典
三鬼忌の海に大王烏賊は浮く 名護清弘三鬼忌春第21回俳句大賞入選
山坂の雨は瀬となる青胡桃 中村ケイ子青胡桃夏第21回俳句大賞入選
山清水少女一礼して汲めり 橘京子山清水夏第21回俳句大賞入選
山彦をマイクが拾ふ山開 濵端順子山開夏第21回俳句大賞入選
自転車を丸ごと洗ふ田植あと 森岡秀美田植夏第21回俳句大賞入選
蛇を見し眼冷たくなりにけり 高橋獺祭蛇夏第21回俳句大賞入選
若竹のはや六尺の丈傾ぐ 山中敬子若竹夏第21回俳句大賞入選
手を濯ぎ葬列送る田草取 佐々木蔦芳田草取夏第21回俳句大賞入選
手花火やむかしはありし縁の下 渡辺健手花火秋第21回俳句大賞入選
首に札下げて緑蔭出で来たる 五箇洋子緑蔭夏第21回俳句大賞特選
熟寝児を腕にくぐる芽の輪かな 渡辺育子茅の輪夏第21回俳句大賞入選
初蟬のまだ湿り気を帯びし声 松崎幹初蟬夏第21回俳句大賞入選
曙や潮割つて出る鰹船 橋本千代鰹夏第21回俳句大賞特選
書架涼し師弟の本の隣り合ひ 吉瀬博涼し夏第21回俳句大賞入選
心太けふは二人で食べてをり 金原雅子心太夏第21回俳句大賞入選
新茶くむ月の兎といふ和菓子 小寺美咲子新茶夏第21回俳句大賞特選
新茶古茶ゆたかに年を重ねつつ 久我八千代新茶夏第21回俳句大賞入選
新聞紙の火より始まる芋煮会 山田康教芋煮会秋第21回俳句大賞入選
薪割りの薪飛んで秋広ごれり 中村義男秋秋第21回俳句大賞入選
人ごとのやうに老いゆく天の川 小田切アヤ子天の川秋第21回俳句大賞入選
水打つや報復もなき家境 太田順子水打つ夏第21回俳句大賞入選
水平線見ゆる駅舎のつばめの子 水谷敦子燕の子夏第21回俳句大賞入選
青柿や村に二軒の大和棟 松浦節子青柿夏第21回俳句大賞入選
石を割る楔一列雲の峰 原田慶子雲の峰夏第21回俳句大賞入選
石棺のあつけらかんと夏落葉 小出民子夏落葉夏第21回俳句大賞入選
雪渓を正面に見て歩き出す 倉本朋香雪渓夏第21回俳句大賞入選
戦争を知らぬ三代墓洗ふ 小原米子墓洗ふ秋第21回俳句大賞特選
浅草を空つぽにする大夕立 佐野浩平夕立夏第21回俳句大賞特選
草の市水の匂ひに暮れにけり 安田のぶ子草の市秋第21回俳句大賞入選
草を引く母ゐて今朝も草を引く 郡川宏一草引く夏第21回俳句大賞特選

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