俳句検索

「俳句カレンダー」「全国俳句大会」「俳句大賞」入選作品（2010年以降）等所収。順次拡充予定。
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21848句中19861-19890句を表示

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俳句 作者季語季節出典
空蟬のここと決めたる眼かな 高橋宗潤空蝉夏第30回俳句大賞入選
若き日の物着て老ゆる麦の秋 伊藤麦城麦の秋夏第30回俳句大賞入選
空に書く日記開けば秋夕焼 頓所友枝秋夕焼秋第30回俳句大賞特選
愛といふ手話を覚えし爽やかに 堤靱彦爽やか秋第30回俳句大賞特選
仰ぎては触れては橅や小六月 小林紀代子小六月冬第30回俳句大賞特選
母の杖いまは我が杖草の花 近藤昶子草の花秋第30回俳句大賞プラチナ賞
知覧いま八十八夜茶の大地 溪口さ菜江八十八夜夏第30回俳句大賞入選
家継ぐや桜大樹の毛虫焼く 若林杜紀子毛虫焼く夏第30回俳句大賞入選
書肆の戸に神田祭の注連わたる 沼尾將之神田祭夏第30回俳句大賞入選
病棟は清潔な檻夏の雲 小池とも子夏の雲夏第30回俳句大賞入選
蟻一つ潰したる指菜を刻む 新庄富美蟻夏第30回俳句大賞入選
仏彫る木の手触りに夏来たる 栗田早苗夏来る夏第30回俳句大賞入選
母の忌の春の落葉を燻らす 行本奈智子春落葉春第30回俳句大賞入選
山開き歩荷の背に神載せて 大村敏行山開き夏第30回俳句大賞入選
戦跡のガマ鎮もりて木下闇 松谷富彦木下闇夏第30回俳句大賞入選
櫂が欲し麦は光の穂の海に 工藤進麦夏第30回俳句大賞入選
飛ばされて大き弧を描く麦わら帽 石川桜衣麦藁帽子夏第30回俳句大賞入選
幾人も送り独りの迎盆 山本空治迎え盆秋第30回俳句大賞入選
切株に黄のヘルメット小鳥来る 本杉みさ子小鳥来る秋第30回俳句大賞入選
炎帝より徘徊の母とりもどす 大内鉄幹炎帝夏第30回俳句大賞入選
楡涼し輪になつて弾くマンドリン 黒澤あき緒涼し夏第30回俳句大賞入選
登山靴捨つると決めて磨きをり 小林美成子登山靴夏第30回俳句大賞入選
被爆樹の幹に裂け目や小鳥の巣 三村奈七鳥の巣春第30回俳句大賞特選
野を蹴つてリフト一気に夏山へ 馬屋原純子夏山夏第30回俳句大賞特選
雲の峰空千畳のガラスビル 菊池熱海雲の峰夏第30回俳句大賞特選
日焼の子いつぱい乗せて船戻る 後藤政春日焼夏第30回俳句大賞準賞
運ばるる翅は蟻葬と言ふべきか 海野正男蟻夏第30回俳句大賞入選
砂はらふ捌き親父似昆布干す 田中源之助昆布干す夏第30回俳句大賞入選
帰省子のみしみしと家鳴らしけり 三浦恭帰省子夏第30回俳句大賞特選
鯖缶が宇宙へ行く日星飛べり 下山文子星飛ぶ秋第30回俳句大賞入選

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