俳句検索

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俳句 作者季語季節出典
扇閉ぢ己も閉ぢてしまひけり 福井隆子扇夏第62回全国俳句大会
仕舞には消えて無くなる雪なれど 岩崎とし恵雪冬第62回全国俳句大会
花吹雪正気狂気の中にゐる 小俣たか子花吹雪春第62回全国俳句大会
十薬の庭から上る生家かな 鈴木勝也十薬夏第62回全国俳句大会
思ひ出のへこみしままの夏帽子 曽根新五郎夏帽子夏第62回全国俳句大会
ほっとけば直る仲なり衣被 髙埜健蔵衣被秋第62回全国俳句大会
国境の島へマフラー巻き直す 山中悦子マフラー冬第62回全国俳句大会
世界史の窓から平らかなるプール 嶋田伸子プール夏第62回全国俳句大会
花御堂羽根のきれいな鳥よぎる 渥美絹代花御堂春第62回全国俳句大会
ここからは原発敷地いぬふぐり 島田章平犬ふぐり春第62回全国俳句大会
中継地からも蟬声黙禱す 大石香代子蝉夏第62回全国俳句大会
この場より出撃せしと花菜揺る 島津教恵菜の花春第62回全国俳句大会
桜鯛しばし包丁動かざる 中村我人桜鯛春第62回全国俳句大会
吊橋を蛍の国へ渡りけり 木下涼薫蛍夏第62回全国俳句大会
よろづ屋の日除がバスの待合所 金谷洋次日除け夏第62回全国俳句大会
亀鳴くや行けたら行くといふ返事 富川元女亀鳴く春第62回全国俳句大会
河豚刺の一片づつに柿右衛門 大矢知順子河豚刺冬第62回全国俳句大会
指組みてただ春暁の中にをり京 大藪眞知子春暁春第62回全国俳句大会
向日葵の空と大地が戻るまで 荒川月向日葵夏第62回全国俳句大会
原爆忌指一本で開く傘 梅津紀子原爆忌夏第62回全国俳句大会
ラグビーのゴールポストや鰯雲 萩原敏子鰯雲秋第62回全国俳句大会当日
虫食と知りつつ拾ふ山の栗 長谷部数代栗秋第62回全国俳句大会当日
落葉松に落葉松の雨秋の雨 内田恵里子秋の雨秋第62回全国俳句大会当日
いわし雲一便早く赴任地へ 茨木紀子鰯雲秋第62回全国俳句大会当日
海のほか見えぬ岬や鷹渡る 田村登代子鷹渡る秋第62回全国俳句大会当日
秋晴や白きポケットチーフさし 牛田修嗣秋晴秋第62回全国俳句大会当日
北海のあをが焦げゆく秋刀魚かな 髙橋流行秋刀魚秋第62回全国俳句大会当日
牛乳は朝の匂や震災忌 藤川英司震災忌秋第62回全国俳句大会当日
嬰いつも尻より笑ひ秋桜 櫛部天思秋桜秋第62回全国俳句大会当日
曲がりたる大き古釘震災忌 山本ふぢな震災忌秋第62回全国俳句大会当日

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