俳句検索

「俳句カレンダー」「全国俳句大会」「俳句大賞」入選作品（2010年以降）等所収。順次拡充予定。
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俳句 作者季語季節出典
名優に名台詞あり夏灯 黒澤あき緒夏灯夏第55回全国俳句大会
夜濯ぎや風に乗り来る田のしめり 須賀ゆかり夜濯ぎ夏第55回全国俳句大会
野遊びやペットボトルに名を書いて 昼間たつお野遊び春第55回全国俳句大会
夕刻を蝉の鳴きつぐ知覧かな 小田英生蝉夏第55回全国俳句大会
予後よきと友の文来て茶が咲いて 石崎章子茶の花冬第55回全国俳句大会
余生とは神のご褒美花の宿 久保田至誠花の宿春第55回全国俳句大会
陽炎を無頼のごとく来りけり 大島幸男陽炎春第55回全国俳句大会
硫気噴きつつみちのくの山芽吹く 乘田眞紀子芽吹春第55回全国俳句大会
猟犬の耳立ち森の退きぬ 市村和湖猟犬冬第55回全国俳句大会
淋しさは二日続きの遠花火 樋口裕子遠花火秋第55回全国俳句大会
蕨狩窯場の裏に出でにけり 若林杜紀子蕨春第55回全国俳句大会
剪定のあと太陽に見てもらふ 工藤義人剪定春第55回全国俳句大会
涅槃図の猫慈しむ絵解僧 三浦葵水涅槃図春第55回全国俳句大会
爛爛と目の迫り来るねぶたかな 小栗しづゑねぶた秋第55回全国俳句大会
萍の一枚板となりにけり 岡本春水萍夏第55回全国俳句大会
霾ぐもり脇腹をかくカンガルー 金澤浩子霾春第55回全国俳句大会
鶲来る汲み置きの水凍る日も 上村佳与小鳥来る秋第55回全国俳句大会
いちにちを赤く結んで酔芙蓉 昼間たつお酔芙蓉秋第55回全国俳句大会当日句会
変はりゆく家族の形墓洗ふ 伊達冨美子墓洗ふ秋第55回全国俳句大会当日句会
座り胼胝いつしか消えし素足かな 中川いく子素足夏第55回全国俳句大会当日句会
蟋蟀を食うて野良猫肢もくへ 石田秀子蟋蟀秋第55回全国俳句大会当日句会
かき氷分けて家族のやうにをり 市村栄理かき氷夏第55回全国俳句大会当日句会
冷房に控へゐる間に母焼けて 川野忠夫冷房夏第55回全国俳句大会当日句会
片裾の紅のみ失せず秋の虹 鈴木久美子秋の虹秋第55回全国俳句大会当日句会
日のしづく散らして竹を伐りにけり 三上程子竹伐る秋第55回全国俳句大会当日句会
錆鮎食ぶしばらく言葉失ひて 伊藤妙錆鮎秋第55回全国俳句大会当日句会
枕辺に明日着る服や生身魂 天野正子生身魂秋第55回全国俳句大会当日句会
正座して冷麦啜る父であり 登坂かりん冷麦夏第55回全国俳句大会当日句会
天高し初めて履かすベビー靴 村越陽一天高し秋第55回全国俳句大会当日句会
トマトのやうな笑顔で負けず嫌ひなり 内山花葉トマト夏第55回全国俳句大会当日句会

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