俳句検索

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俳句 作者季語季節出典
琴の音やここにも年を惜しむ人 有馬朗人年惜む冬平成28年新年詠
はるか見ゆ灘の輝き今朝の春 小川濤美子今朝の春新年平成28年新年詠
鳥総松長寿師系と申さるる 小原啄葉鳥総松新年平成28年新年詠
秒針の躍る如くに年迎ふ 深見けん二年迎新年平成28年新年詠
初春へ一歩踏み出すあしたかな 水原春郎初春新年平成28年新年詠
夙く起きて妻と御慶を交しけり 山崎ひさを御慶新年平成28年新年詠
川一つとんで翁に御慶かな 神蔵器御慶新年平成28年新年詠
初風の吹きはじめたる畷かな 大峯あきら初風新年平成28年新年詠
ひとり居に男女の声の御慶かな 蓬田紀枝子御慶新年平成28年新年詠
松ヶ枝に声弾みをり初雀 田中水桜初雀新年平成28年新年詠
桴かざし益荒男ぶりや初太鼓 小路紫峽初太鼓新年平成28年新年詠
遠富士も連嶺も晴れ初景色 岡田日郎初景色新年平成28年新年詠
白山を斎くごとくに年迎ふ 泉紫像年迎新年平成28年新年詠
初御空鶴の声まね鶴となる 鍵和田柚子初御空新年平成28年新年詠
初日出て海原と空わかれけり 鷹羽狩行初日新年平成28年新年詠
花の上に押し寄せてゐる夜空かな 村上鞆彦花春『遅日の岸』
鳩は歩み雀は跳ねて草萌ゆる 村上鞆彦草萌ゆ春『遅日の岸』
投げ出して足遠くある暮春かな 村上鞆彦暮春春『遅日の岸』
初夏の木々それぞれの名の眩し 村上鞆彦初夏夏『遅日の岸』
吊革のしづかな拳梅雨に入る 村上鞆彦梅雨入夏『遅日の岸』
松の影ゆれて松風蟻の道 村上鞆彦蟻夏『遅日の岸』
振り消してマッチの匂ふ秋の雨 村上鞆彦秋雨秋『遅日の岸』
団栗の青きが握り拳の芯 村上鞆彦団栗秋『遅日の岸』
秋の雲いくつ流れてシャツ乾く 村上鞆彦秋の雲秋『遅日の岸』
曼珠沙華つめたき蕊の絡み合ふ 村上鞆彦曼珠沙華秋『遅日の岸』
枯蟷螂人間をなつかしく見る 村上鞆彦枯蟷螂冬『遅日の岸』
鴨撃つて揺るる日輪水にあり 村上鞆彦鴨冬『遅日の岸』
灯ともりて窓あらはるる蕪村の忌 村上鞆彦蕪村忌冬『遅日の岸』
あをぞらをしづかにながす冬木かな 村上鞆彦冬木冬『遅日の岸』
ガラス戸の遠き夜火事に触れにけり 村上鞆彦火事冬『遅日の岸』

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