俳句検索

「俳句カレンダー」「全国俳句大会」「俳句大賞」入選作品（2010年以降）等所収。順次拡充予定。
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俳句 作者季語季節出典
黒髪の雛飾りて老いにけり 河合瑞代雛春第46回関西俳句大会
マスクして消え入りさうに答へけり 山内繭彦マスク冬第46回関西俳句大会
京の四季巡りて都をどり果つ 久保壽子都踊春第46回関西俳句大会
見るだけのテレビ体操ちやんちやんこ 吉田力雄ちゃんちゃんこ冬第46回関西俳句大会
手をひかれ宝恵駕籠にのる老妓かな 村井津哉子宝恵籠新年第46回関西俳句大会
飾売声おだやかに商へる 中村房枝飾売冬第46回関西俳句大会
数へ日の茶粥掻つ込む昼かな 岡本虹村数え日冬第46回関西俳句大会
戦とは骨なき墓を洗ふこと 片山寿美子墓参秋第46回関西俳句大会
買ひ足して余してしまひ盆の花 武友朋子盆花秋第46回関西俳句大会
鰭酒が利いて門司の灯潤みけり 住田祐嗣河豚冬第46回関西俳句大会
爼板の微塵の疵も寒に入る 福井貞子寒の入冬第46回関西俳句大会
骰子の折目に滑る絵双六 山中悦子双六新年第46回関西俳句大会
鴉の子黒々育ちをりにけり 林直人鴉の子夏第46回関西俳句大会
鶴守の病めば万羽の鶴啼きぬ 中川靖子鶴冬第46回関西俳句大会
かんじきを穿き配達の任果たす 中村一志樏冬第46回関西俳句大会
シベリアの夫の飯盒煤払 河野信子煤払冬第46回関西俳句大会
どんど灰集めて神の田に撒けり 高橋真砂左義長新年第46回関西俳句大会
マフラーをはづして巫女に戻りけり 大島幸男襟巻冬第46回関西俳句大会
医師一人雪掻く島の診療所 高田菲路雪冬第46回関西俳句大会
鵜を捌く縄に縺れのなかりけり 尾三枝子鵜夏第46回関西俳句大会
屋久杉の座卓がひとつ夏座敷 金森教子夏座敷夏第46回関西俳句大会
牡蠣割女牡蠣に向かひて答へけり 縣恒則牡蠣冬第46回関西俳句大会
絵踏して残りし島の同じ姓 小塚青楓絵踏春第46回関西俳句大会
九十の母譜んじて手毬唄 庄山章信手毬新年第46回関西俳句大会
三日はや北の任地へ発ちにけり 近藤昶子三日新年第46回関西俳句大会
山火事や校歌の山を焼き尽くす 馬場節子火事冬第46回関西俳句大会
射止め来し猪に一献捧げけり 古山孝子猪冬第46回関西俳句大会
竹馬に乗つて大人を見下ろせり 新井不二夫竹馬冬第46回関西俳句大会
茶を摘みに嫁ぎ先より来たりけり 後藤ひろ茶摘春第46回関西俳句大会
馬小作絶えたる土間に味噌を搗く 太田英友味噌搗冬第46回関西俳句大会

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