俳句検索

「俳句カレンダー」「全国俳句大会」「俳句大賞」入選作品（2010年以降）等所収。順次拡充予定。
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俳句 作者季語季節出典
雁風呂を焚かねど貝の殻あまた 中島平太雁風呂春第６３回全国俳句大会
叩きつけ晒す楮に水硬し 衣笠修爾楮晒す冬第６３回全国俳句大会
永遠の紺を畳みて卒業す 兵藤惠卒業春第６３回全国俳句大会
あるだけの荒星能登にきらめきぬ 半澤清隆荒星冬第６３回全国俳句大会
コスモスの真只中の不安かな 弾塚直子コスモス秋第６３回全国俳句大会当日
秋風鈴母の記憶の途切れ途切れ 中村由美秋風鈴秋第６３回全国俳句大会当日
大病を患ひ四年零余子引く 森加名恵零余子秋第６３回全国俳句大会当日
妹が先に嫁ぎぬ稲の花 中川いく子稲の花秋第６３回全国俳句大会当日
銀座まで出る日の服を選る九月 伊藤宇太子九月秋第６３回全国俳句大会当日
あの街で語りし夢よ柚子は黄に 佐久間京子柚子秋第６３回全国俳句大会当日
縁側に父母の座空けて月祀る 金谷洋次月見秋第６３回全国俳句大会当日
小鳥くる朝なあさなの卵焼 猪瀬達朗小鳥来る秋第６３回全国俳句大会当日
父からの敬語の手紙山椒の実 竹田絹子山椒の実秋第６３回全国俳句大会当日
胡弓の音なゐの地へ飛べ風の盆 松村直央風の盆秋第６３回全国俳句大会当日
驢馬の背の荷は高々と秋日濃し 茨木紀子秋日秋第６３回全国俳句大会当日
良夜かな猫もインコも褒めて飼ふ 日高まりも良夜秋第６３回全国俳句大会当日
草露のひかりの階を上りけり 西山睦露秋第６３回全国俳句大会当日
掌の種も剥がして大根蒔く 志磨泉大根蒔く秋第６３回全国俳句大会当日
水栓を捻るごと止む秋の蟬 緑川美世子秋の蟬秋第６３回全国俳句大会当日
敵味方なき青空へ柿を干す 関戸信治柿秋第６３回全国俳句大会当日
花野ゆくほどにこの世の遠くなる 牛田修嗣花野秋第６３回全国俳句大会当日
賞味期限の切れて無事なり震災忌 小西弘子震災忌秋第６３回全国俳句大会当日
塩入れて餡引き締まる涅槃西風 岸部吟遊涅槃西風春第35回東北俳句大会
小鳥来る銃砲店の避雷針 古市文子小鳥来る秋第35回東北俳句大会
帰還解除狗尾草の猛る野に 古市文子狗尾草秋第35回東北俳句大会
遠目にも母校と分かる桜かな 円子涼子桜春第35回東北俳句大会
風よりも低く屈みて田を植うる 鈴木志美恵田植夏第35回東北俳句大会
羽黒山まだ雪残る南谷 橋本研二残る雪春第35回東北俳句大会
村の名の地酒真中に芋煮会 鈴木正子芋煮会秋第35回東北俳句大会
北上の水引き入るる田植かな 馬場吉彦田植夏第35回東北俳句大会

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