俳句検索

「俳句カレンダー」「全国俳句大会」「俳句大賞」入選作品（2010年以降）等所収。順次拡充予定。
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俳句 作者季語季節出典
満天にひしめく星や草泊 古賀勇理央草泊秋第57回全国俳句大会
乳呑み児に呑みきれぬ乳草萌ゆる 木村あさ子草萌春第57回全国俳句大会
墨堤の色に草餅搗き上がる 小畑晴子草餅春第51回関西俳句大会
海原を二つに分くる鯨かな をがはまなぶ鯨冬第57回全国俳句大会
眼も耳もまだまだ達者薬喰 井村隆信薬喰冬第51回関西俳句大会
熊撃ちの話正座で聞く子かな 花木研二熊撃ち冬第51回関西俳句大会
古毛布もらふ老犬クリスマス 内山花葉クリスマス冬第57回全国俳句大会
立山のよく見ゆる日や鍬始 小林れい子鍬始春第51回関西俳句大会
旧姓を呼ばれふり向く毛糸帽 岡﨑喜美代毛糸帽冬第50回関西俳句大会
あの日だけ川滾りたり原爆忌 岡田敏彦原爆忌秋第57回全国俳句大会
山中に夜の溝五位の声幽か 津田吾燈人溝五位夏第49回関西俳句大会
郷に父母在さねど青田月夜かな 若村愛子青田夏第50回関西俳句大会
皹のかやうに割れて嫁がざる 亀沖せつえ皹冬第50回関西俳句大会
赤とんぼ来る退院の車寄せ 木嶋純子赤蜻蛉秋第57回全国俳句大会当日
ビターチョコふたかけ程の秋思かな 内田啓子秋思秋第57回全国俳句大会当日
思惟仏の秋思の一重まぶたかな 田中愛子秋思秋第50回関西俳句大会
秋灯下母の寝顔を見て帰る 橋本絹子秋灯下秋第50回関西俳句大会
秋深む一つの事が終るたび 中川計介秋深む秋第51回関西俳句大会
ふるさとの空より通草引き下ろす 杉口麗泉通草秋第50回関西俳句大会
朝寝して朝刊すでに古びけり 西野たけし朝寝春第57回全国俳句大会
陸揚げの浅蜊にコンベヤー軋む 鈴木久美子浅蜊春第57回全国俳句大会
どこ曲りても馬醉木咲く東大寺 長谷川翠馬酔木春第50回関西俳句大会
代代の根来の椀の小豆粥 髙橋翠小豆粥新年第51回関西俳句大会
あたたかや会釈がはりのクラクション 吉田四朗あたたか春第57回全国俳句大会
飯盒を洗ひ終へたり天の川 小林真木天の川秋第50回関西俳句大会
赤松の赤よみがへる雨水かな 栗山朗子雨水春第57回全国俳句大会
独り子の綾取あぎとまで使ふ 貞許泰治綾取冬第49回関西俳句大会
指ふれて動く鮑を買ひにけり 佐々木克子鮑夏第57回全国俳句大会
一日が終る終ると行々子 吉田ひろし行々子夏第50回関西俳句大会
伊勢海老を飾る白寿の母の膳 川島栄子伊勢海老飾る新年第49回関西俳句大会

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