俳句検索

「俳句カレンダー」「全国俳句大会」「俳句大賞」入選作品（2010年以降）等所収。順次拡充予定。
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俳句 作者季語季節出典
すぐ寝まる母に団扇の風送る 大政光子団扇夏第17回俳句大賞入選
たんぽぽの絮が待ちゐる次の風 永松多喜江蒲公英春第17回俳句大賞入選
ちちははの夕餉は早め半夏生 田中純子半夏生夏第17回俳句大賞入選
にはとりの鳴く学校を卒業す 露木まもる卒業春第17回俳句大賞入選
ひと振りに雨払ひたき箒草 谷口智子箒草夏第17回俳句大賞入選
ひと泊めてわれも旅めく梅雨の月 大江三知緒梅雨の月夏第17回俳句大賞入選
びゆんびゆんとくちなは廻し子供来る 近藤幸三郎蛇夏第17回俳句大賞入選
まくなぎに顔を取られてしまひけり 浅見啓子蠛蠓夏第17回俳句大賞特選
めまとひを払ふ右の手左の手 安藤しげるめまとひ夏第17回俳句大賞入選
やませ来る無口な父のなほ無口 半澤正子やませ夏第17回俳句大賞入選
をちこちに礁あらはれ青葉潮 赤石梨花青葉潮夏第17回俳句大賞入選
遺品なる日の丸はスフ終戦日 溝口恭子終戦日秋第17回俳句大賞入選
一隅を照らすとはこの石蕗の花 小島可寿石蕗の花冬第17回俳句大賞特選
一刀に削ぐ青竹の団扇掛 宮崎トミ子団扇夏第17回俳句大賞入選
雨催ひ仏間にぜんまい広げ干す 牧野一古薇春第17回俳句大賞入選
鵜の吐きしいとけなき鮎光りけり 近藤文子鮎夏第17回俳句大賞特選
鵜を放つ瀬の只中へ徒鵜匠 豊田義久鵜匠夏第17回俳句大賞入選
炎天を来て梅干のにぎり飯 久保修平炎天夏第17回俳句大賞入選
遠足の子らみどりごに触れたがる 鶴岡加苗遠足春第17回俳句大賞入選
遠足の列を正して解散す 宮本啓子遠足春第17回俳句大賞準賞
夏椿生家に残る蔵ひとつ 相田悠紀子夏椿夏第17回俳句大賞入選
夏蜜柑手話の遍路が買ひにけり 亀井雉子男夏蜜柑夏第17回俳句大賞入選
火埃をあげて遠野の夏炉かな 菅野啓子夏炉夏第17回俳句大賞入選
花火師の舟着くたびに火の匂ふ 鈴木多香子花火秋第17回俳句大賞入選
花藻川橋の先にも橋見えて 安藤ミヤ子藻の花夏第17回俳句大賞入選
花楓愚陀佛庵の二階に灯 小沢麻結楓の花夏第17回俳句大賞入選
花蜜柑朝刊積んでフェリー着く 牧口良蜜柑の花夏第17回俳句大賞入選
海原を揺らぎ出でたる月涼し 大和愉美子月涼し夏第17回俳句大賞入選
乾くまで天を見届け昆布干す 金田一波昆布干す夏第17回俳句大賞特選
漁火や帰省の夜を寝惜しみて 礒江沙知子帰省夏第17回俳句大賞特選

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