第51回全国俳句大会 ジュニアの部

◇優秀賞◇

 

ぼくのやごだっぴをさんかいやりました

          東京都 筑波大学附属小学校一年 すずき  はる

 

ゆきだるまなまえつけたら友だちだ

          愛知県 幸田町立坂崎小学校二年 えんどうあすか

 

ぴいまんはいれんといてよきらいだよ

          愛知県 幸田町立坂崎小学校二年 ただうちかなと

 

春の昼ピエロがくれたポップコーン

          福岡県 福岡市立姪浜小学校二年 高岸  駿

 

あさがおがぬりえのようにさいている

          東京都 トキワ松学園小学校三年 西村 知穂

 

とびばこの六だんとべた春の朝

          静岡県 浜松市立大瀬小学校三年 今村野乃香

 

六年の教室からっぽ春一番

          富山県 高岡市立伏木小学校三年 小畑 亘平

 

落ちてくる空つき上げる紙ふうせん

          愛媛県 松山市立桑原小学校三年 宮川 ゆい

 

さくらんぼまぶしい顔をして食べる

          群馬県 高崎市立東部小学校四年 内山 優花

 

母の日はわたしが一日お母さん

          鳥取県 鳥取市立美保小学校四年 吉兼 未織

 

妹が泣いておしまい子どもの日

          岐阜県 岐阜市立加納西小学校五年 林  峻平

 

カタクリの花ははずかしがる形

          群馬県 長野原町立第一小学校六年 市村  葵

 

母を呼ぶ梅のつぼみが大きくて

          富山県 高岡市立伏木小学校六年 飴谷 文伽

 

霜柱踏むとピアノの音がする

          福島県 須賀川市立長沼中学校一年 内山 綾乃

 

シュワシュワとのどが騒ぐよソーダ水

          埼玉県 川越市立福原中学校二年 尾嵜 進治

 

春の日や池にもひとつ金閣寺

          埼玉県 北本市立西中学校三年 岩本 匡平

 

弟が欲しいと思う子供の日

          東京都 慶應義塾中等部三年 今泉佳乃子

 

忘れない君と帰った空に虹

          沖縄県 石垣市立石垣中学校 三年 上地 睦海

 

国境のない世界地図蠅止まる

          大阪府 大阪府立吹田東高等学校二年 大池 莉奈

 

君といた桜の下のあのベンチ

          広島県 広島県立世羅高等学校二年 村上 実佑

 

鮭の群れ誰も故郷に戻りたし

          埼玉県 埼玉県立桶川西高等学校三年 齋藤 明洋

 

愛しさは強く切なく雪となる

          埼玉県 埼玉県立桶川西高等学校三年 松元 智史

 

夕空に星殖えてをり蛍籠

          石川県 石川県立金沢錦丘高等学校三年 曹 宏

 

日焼けして私の心強くなる

          京都府 京都府立東稜高等学校三年 家保 瑞季

 

◇学校賞・奨励賞◇

 

【小学校】

学校賞  東京都  筑波大学附属小学校

     富山県  高岡市立伏木小学校

     愛知県  幸田町立坂崎小学校

奨励賞  埼玉県  加須市立花崎北小学校

     埼玉県  深谷市立岡部西小学校

     東京都  葛飾区立幸田小学校

     富山県  高岡市立東五位小学校

     石川県  金沢市立緑小学校

     愛知県  新城市立新城小学校

     徳島県  阿南市立羽ノ浦小学校

     熊本県  熊本市立画図小学校

 

【中学校】

学校賞  埼玉県  川越市立福原中学校

     埼玉県  東秩父村立東秩父中学校

     神奈川県 伊勢原市立山王中学校

     大阪府  大阪教育大学附属平野中学校

奨励賞  埼玉県  北本市立西中学校

     東京都  江戸川区立南葛西第二中学校

     東京都  慶應義塾中等部

 

【高等学校】

学校賞  埼玉県  埼玉県立桶川西高等学校

奨励賞  東京都  文化学園大学杉並高等学校

     京都府  京都府立東稜高等学校

 

 

上田日差子選

〈特選〉

霜柱踏むとピアノの音がする      中1 内山 綾乃

ソーダ水消えないあわと消えるあわ   小3 高橋 美夢

妹が生まれる朝のせみの声       小4 加治 直紘

ふじ山にむかってシュート夏近し    小4  山ふじけん太

落ちてくる空つき上げる紙ふうせん   小3 宮川 ゆい

 

〈入選〉

目をまっすぐに卒業の歌うたう     中1 田口 杏子

美術部の窓を額とし鯉のぼり      高1 永井 友里

弟のせより大きい雪だるま       小5 樋口友里乃

しかられて節分のおに目の前に     小6 片岡 智子

春の昼ピエロがくれたポップコーン   小2 高岸  駿

雪が来るその前までの片思い      高3 我那覇彩奈

カタクリの花ははずかしがる形     小6 市村  葵

六年の教室からっぽ春一番       小3 小畑 亘平

春の雪かいきん賞まであと二日     小6 和栗茉央子

さくらのめえんぴつのしんみたいだね  小3 下重舞由子

妹が泣いておしまい子どもの日     小5 林  峻平

あおむしがおきたらまるでどらごんだ  小3 近藤 彩斗

あじさいが雨に合わせて歌ってる    小5 工藤 京香

ほたるたちにがてなあそびはかくれんぼ 小3 脇岡 弥優

母の日はわたしが一日お母さん     小4 吉兼 未織

日焼けして私の心強くなる       高3 家保 瑞季

アジサイはかさをいっぱいさしている  小6 森永 啓吾

春の月白いうさぎのおはかかな     小5 荒尾 さち

運動会一人ひとりに青い空       小5 国分さくら

とびばこの六だんとべた春の朝     小3 今村野乃香

 

遠藤若狭男選

〈特選〉

大根をねじねじねじって引っこぬく   小4 川元 大地

たんぽぽが白い子どもをとばしてる   小2  山ざきやひろ

がんばるよヘチマはヘチマになるために 小4 八木 健心

君といた桜の下のあのベンチ      高2 村上 実佑

日焼けして私の心強くなる       高3 家保 瑞季

 

〈入選〉

さくらんぼまぶしい顔をして食べる   小4 内山 優花

かぜふいてあかいふうせんおどりだす  小1 若林さくら

こどもの日山のむこうに青い空     小3 高橋 未空

からっぽの兄の部屋から桜見る     高1 林 佳奈子

春の昼ピエロがくれたポップコーン   小2 高岸  駿

春風が僕の心をゆらしてる       小6 伊藤 大成

愛しさは強く切なく雪となる      高3 松元 智史

春一番僕の気合いを入れなおす     中3 細川  諒

この花はなあに小さな草の花      小3 茂木なつみ

かたくりの花に聞きたい「さみしいの」  小6 久保田元輝

カーネーション母からえみがこぼれだす 小4 吉村 怜恩

妹が泣いておしまい子どもの日     小5 林  峻平

忘れない君と帰った空に虹       中3 上地 睦海

青空のまんまん中でひばり鳴く     小6 吉田 慎司

夕空に星殖えてをり蛍籠        高3 曹  宏治

まぶしいな太陽よりもビキニの子    中3 浅野 雅貴

弟が欲しいと思う子供の日       中3 今泉佳乃子

春の日や池にもひとつ金閣寺      中3 岩本 匡平

国境のない世界地図蠅止まる      高2 大池 莉奈

五才児の私に戻るれんげ草       高2 巖名 志穂

 

津川絵理子選

〈特選〉

線香花火たちまち紙の棒のこる     中2 金子 由依

ひらひらとおちるさくらにむすうのて  小4 森 千とせ

せみたちの一週間は長い旅       中1 城間友芽子

しかられてたってるサクラがさいている 小6 柿谷 大地

さよならはポツリと淡い春の暮     高2 太田亜優美

 

〈入選〉

霜柱踏むとピアノの音がする      中1 内山 綾乃

さくらんぼまぶしい顔をして食べる   小4 内山 優花

パンジーをそだててわかれ六年生    小2 飯田 龍翔

ポップコーン白くはじけて秋の風    小2 渡辺 真生

カタクリの花ははずかしがる形     小6 市村  葵

祖母と行くゲームセンター水温む    中1 梶田 琴音

六年の教室からっぽ春一番       小3 小畑 亘平

母を呼ぶ梅のつぼみが大きくて     小6 飴谷 文伽

初みくじ兄弟三人そろって梅      小6 川岸  愛

妹が泣いておしまい子どもの日     小5 林  峻平

ハンカチは涙の味をしっている     中3 瀬口 聖徒

妹の相談にのるアゲハチョウ      小6 窪田 元弥

貝風鈴君の気配がしていたり      高2 竹中 優香

春の日や池にもひとつ金閣寺      中3 岩本 匡平

国境のない世界地図蠅止まる      高2 大池 莉奈

嘘をつく相手がいない春休み      高2 荒井  敬

こいのぼりいろんな風とおよいでる   小4 大岩 未侑

ある人をいつも待ってる風鈴です    中2 梅澤 佑稀

父の背が大きく見ゆる田植かな     中3 清水 媛香

 

西嶋あさ子選

〈特選〉

ぴいまんはいれんといてよきらいだよ  小2  ただうちかなと

カタクリの花ははずかしがる形     小6 市村  葵

シュワシュワとのどが騒ぐよソーダ水  中2 尾嵜 進治

練習試合勝てた帰りの春の月      中2 野澤こころ

鮭の群れ誰も故郷に戻りたし      高3 齋藤 明洋

 

〈入選〉

ふみ切りの音よくとどく冬の夜     小4 松井 楓磨

母を呼ぶ梅のつぼみが大きくて     小6 飴谷 文伽

ゆきだるまなまえつけたら友だちだ   小2  えんどうあすか

あさがおがぬりえのようにさいている  小3 西村 知穂

春風が一年生をおしてくる       小5 石津 遼雅

ぼくのやごだっぴをさんかいやりました 小1 すずきはる

はるの日にてんこうせいがきましたよ  小4 南  明里

山さいとり山には雪がのこってる    小3 坂田 昇陽

やきいもやとおっていったはやすぎる  小2 いむらみおり

台風が町をひっくり返してく      小6 清水 愛花

とびばこの六だんとべた春の朝     小3 今村野乃香

じいちゃんの雪踏んだあとついて行く  中1 佐々木里萌

菖蒲湯につかる自分にお疲れさん    中3 北川 陽樹

弟が欲しいと思う子供の日       中3 今泉佳乃子

日焼けして私の心強くなる       高3 家保 瑞季

夏祭りエイサーの音響いてる      中1 大城 茉依

愛しさは強く切なく雪となる      高3 松元 智史

椅子の背の皮の匂ひや迎へ梅雨     高3 志茂 優紀

国境のない世界地図蠅止まる      高2 大池 莉奈

 

根岸善雄選

〈特選〉

ゆきだるまなまえつけたら友だちだ   小2  えんどうあすか

弟が欲しいと思う子供の日       中3 今泉佳乃子

かくれんぼ白息だしてばれちゃった   小4 小林 咲智

国境のない世界地図蠅止まる      高2 大池 莉奈

落ちてくる空つき上げる紙ふうせん   小3 宮川 ゆい

 

〈入選〉

フライパン春を炒めて皿に盛る     中1 水流ゆうこ

おはようといっしょに出るよ白い息   小4 柴田 侑輝

鮭の群れ誰も故郷に戻りたし      高3 齋藤 明洋

母を呼ぶ梅のつぼみが大きくて     小6 飴谷 文伽

ぴいまんはいれんといてよきらいだよ  小2  ただうちかなと

君といた桜の下のあのベンチ      高2 村上 実佑

あさがおがぬりえのようにさいている  小3 西村 知穂

あさがおさんどっちがはやおききょうそうだ 小1 宮原 ひな

つつじからラッパのえんそう聞こえそう 小3 河村 来実

こいのぼり空に泳いで龍になれ     小5 奈女田航平

母の日はわたしが一日お母さん     小4 吉兼 未織

目をつぶる聞こえて来る音初夏の風   小5 橋口 彰馬

シュワシュワとのどが騒ぐよソーダ水  中2 尾嵜 進治

風車風のおしらせつれてくる      中2 大槻 英寿

忘れない君と帰った空に虹       中3 上地 睦海

夕空に星殖えてをり蛍籠        高3 曹  宏治

ぼくのやごだっぴをさんかいやりました 小1 すずきはる

金魚がねあわでおはなししているね   小2 関  玲乃

おじいちゃんたび立つあさにさくらまう 小2 尾嶋 優一

ねぎぼうずとこやにいってみたらどう  小1 日比野観月