第16回俳句大賞
- 平成21年10月20日、第16回俳句大賞が決定しました。
- 俳人協会会員を対象とした俳句大賞は、7,206句の応募がありました。
予選通過作品の中から8名の選者によって、特選3句、入選20句を選出し、入選句中より、選者による大賞選考会を経て、俳句大賞1名、準賞1名が次のように決定しました。 - 第16回俳人協会俳句大賞
鮎釣の腰をはなれぬ渦ひとつ (七種)中岡照一
同準賞
山開き富嶽一齢重ねけり (萌)森山貞二
茨木和生特選
山開き富嶽一齢重ねけり (萌)森山貞二
星涼し殊に龍太の山国は (馬醉木)南光翠峰
行水の母に差湯をせしことも (運河)勝井良雄
小澤實特選
畦道のあつまつてゐる春祭 (初蝶・晨)河隅惠子
天龍の川幅の空鷹巣立つ (恵那)奥谷亞津子
ぴよんぴよんと跳んで蠅虎無邪気 (ひまわり)三浦敬太
鍵和田秞子特選
水のこゑ木の声ひびく原爆忌 (門)林幸江
火祭の火の粉を飛ばす富士の風 (かつらぎ)芦立みさ子
にほんごで育つ子供や鯉幟 (天為)横井理恵
柏原眠雨特選
畦道のあつまつてゐる春祭 (初蝶・晨)河隅惠子
簗打ちの一番杭に渦生るる (栴檀)後藤和朗
片山由美子特選
サングラス外しさびしき顔になる (諷詠)高三節子
汀より富士を揚げたり大旦 (萌)河村音羽
青空の青より冷のつのりくる (万象・りいの)小林洋子
斎藤夏風特選
夜濯のにほひ仄かに寝入りけり (りんどう)山本信子
暮れ早しもう一針を窓に寄り (青湖)乾久子
この子役泣かせ上手や村芝居 (かつらぎ)吉田一彦
鈴木貞雄特選
夕虹やまだ濡れてゐる母の墓 (出航)金子敦
百畳の間に鉈切りの朴の花 (運河)柴田美雪
首の汗塩となりたる仏師かな (きたごち)濱田規子
西村和子特選
形代に書きて立派な齢かな (空・つくし)柴田志津子
鮎釣の腰をはなれぬ渦ひとつ (七種)中岡照一
落ちるかも知れないかまくらの天井 (諷詠)湯山博かず
